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山のダルマ(26)

 多くの信者を持ち、富と権力があり、寛大な偉大なるグルとの誓約は守るが、托鉢苦行者のように低い身分の質素なグルとの誓約は守らないなどということは聞いたことがない。あなたのグルがどのようなタイプのグルであっても、サマヤのメリットとデメリットを理解し、年老いて歩けなくなった駄馬のように当惑して座っていてはならない。サマヤを守らなくてはならないのは、グルのためなのか? それとも自分自身のためなのか? それを真剣にじっくり、長い時間をかけて、深く考えなさい。それがグルのためなのだと思ったら、今すぐにサマヤのことは忘れてもよい。しかしそれが自分自身のためなのだと思ったら、もう自分の首を絞めるようなことはするな。

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