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シュリークリシュナ・カルナームリタ(10)

 ああ、わたしの主よ、ああ、至高なる神よ!
 ああ、力無き者たちの友よ! あなたは慈悲の大海!
 あなたにお会いすることができないので、毎日が不吉で耐え難きものとなりました。
 どうやって日々を過ごしていけばよいのでしょうか。わたしには分かりません。

 ああ、わたしはどうしたらよいのでしょう? 誰に向かって話せばよいのでしょう?
 クリシュナにお会いしたくて今までやってきたことは、もうすべてやめましょう。
 どうか、何か幸先の良いことをおっしゃってください。
 しかし、クリシュナのことは何も話さないでください。
 ああ! クリシュナはわたしの胸の中に天使のように横たわっているので、どうしてもクリシュナの話をやめることができないのです!
 もうクリシュナのことが忘れられません。――”甘美”そのものよりも甘美な笑顔で、わたしの心と眼を喜ばせてくださるクリシュナのことが。
 ああ、わたしのクリシュナへの渇仰は、毎瞬毎瞬強くなっているのです!

 ああ! あの蓮華の眼をした少年の一瞥は、ずっとずっと遠くへと離れていってしまいました。
 彼の抱擁もまた然り。
 ああ! わたしはまったく不幸せ者です!

 ああ、クリシュナ! いつ……ああ、いつ、深紅の唇で、いつも微笑み、
歓喜に溢れたすべてを魅了する横笛の歌を奏で、
 あるときは大きく開き、あるときはキョロキョロ動く、半ば閉じた楽し気な眼をした、
 あなたの蓮華のような御顔を、わたしが拝むことができるのでしょうか?

 いつ、その時が来るのでしょうか?
 慈悲深き少年クリシュナが、慈愛のこもった、穏やかで心地よく、
 周りは赤みを帯び、虹彩は深い青色で、素敵な流し目を送られる、
 陽気な蓮華の眼をわたしに向けてくださる日が……!

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