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「善行を自慢しない」

◎善行を自慢しない

【本文】
二十一.他者のために善いことをしても、自慢しないでください。

 これはこのままですね。あの、善いことをしてね、心の中で喜ぶのはいいことですよ。これは喜覚支とか随喜っていうんだけど、それは自分の方向性を決めるから。

 「わたしは人に善いことをした。わたしは本当に善いことができた。よかったな」――これはこれでOK。でももちろん自慢しちゃ駄目だと。これは分かるよね。「いやあ、おれはこんなにいいことしたんだよ」と、人に言う必要はない。

 もちろん、相手を導く一つの方法として言うのはいいかもしれないよ。「わたしもこういうふうに頑張ってきたから、君も頑張ろう」とか、そういうのはいいかもしれないけど、単に自分を誇示したいがために、そういうことを言ってはいけないと。

◎狭い了見を捨てる

【本文】
二十二.短気や狭い了見を捨ててください。

 これもこのままですね。何度も言うけど、これをこのまま読んだら、「短気や狭い了見を捨ててください」って、「ああ、そうなんだ」ってそんなもんなんだけど、これを二十四時間忘れないっていうことです。決して短気になっちゃいけない。

 狭い了見っていうのもいろんな意味があるけども、心の狭さによって、いろんなことを怒ったり嫉妬したり不満を持ったりするわけだけど、一切そういうのは捨ててくださいと。一瞬もそのような狭い了見や短気の状態に陥ってはいけないよ、ということですね。

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