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要約「シクシャー・サムッチャヤ」(25)「自己の放棄と、利他の願い」

第七章 功徳の守護

◎自己の放棄と、利他の願い

 最上授所問経には、こう説かれている。

「菩薩は、他者の修行を進めるために、常に己のことを捨てるべし。」

 また、法集経には、こう説かれている。

「もし菩薩の覚醒を願うならば、一切衆生を先にし、己のために覚醒を願うなかれ。これを法集という。」

 自己を捨てることで、自利を得るのである。

 宝積経には、こう説かれている。

「自己の安らぎを求めて修行するが、苦悩する衆生を救わない者、彼は菩薩とはいえない。」

 法集経には、こう説かれている。

「菩薩は常に、衆生のために正行を捨ててはならない。
 正行とは、大慈大悲のことである。
 大慈とは何か。衆生のために、身命に至るまでのあらゆるものを布施し、かつ何の見返りも求めないことである。
 大悲とは何か。自分のことは後にして、すべての衆生を早く覚醒の境地に至らしめたいと願うことである。」

「菩薩の一切の修行は、大悲を根本とする。」

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