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今日の七人の聖者の言葉

 人は真っ正直でなければ、そう簡単に神への信仰を持つことはできない。
 神は、世俗性のしみ込んだ心からは、遠く離れた所にいらっしゃるのだ。
 世俗の知恵はさまざまな疑念や、学問とか富とかその他のものを誇るようなさまざまのかたちのプライドなどを作り出す。

 ――ラーマクリシュナ・パラマハンサ

 もし身を隠したいと思うなら、心の本性の中に身を隠しなさい。
 もし逃げ出したいと思うなら、覚醒の地へと逃げなさい。
 それ以外に確かな救いの地はない。

 ――ミラレ―パ

 安楽は極めて得難く、苦しみは容易に生ずる。しかしただ苦しみによってのみ、輪廻は免れうる。故に、わが精神よ、堅固であれ。

 ――シャーンティデーヴァ

 塩辛い海の水を
 雲は汲みあげ、甘く変える
 ゆるぎなき利他の心は
 この世の毒を、甘露に変える

 ――サラハ

 おお神よ、私は富だとか名声だとか、楽な生活だとか、そのようなものは一つも欲しくはございません。どうぞ、特別のお恵みをもって、あなたの蓮華の御足への純粋な愛をおあたえください。

 ――プララーダ

 歩きまわっていて時間を浪費してはなりません。一カ所にすわって『彼』をお呼びなさい。そうすればかならず主の恩寵をいただくでしょう。
 私は若いころ、数多くの聖地を訪ねて数多くのサドゥたちと交わりました。私は歩いて四大聖地をめぐったのです。当時は鉄道もないのですから、どれほどの困難を味わわなければならなかったか想像がつくでしょう。しかし、それほどの苦行をしても、ほとんど得るものはありませんでした。無知と悲しみはあいかわらず深かったのです。
 最後に私は、この庭園のここにすわって、覚悟を決めました、『神を悟らせて下さい、さもなければこの肉体を死なせて下さい』と。そして今、おわかりでしょう、私はわずかばかりの、永遠の至福を得たのです。

 ――アドブターナンダ

この身体に何の用があろうか?―ーいつも臭穢をもらし、絶えず病に襲われ、老いと死におびえているのに。
病患に悩み脆いこの臭穢の身体をもって、最上の安らぎ、無上の安穏に落ち着けよ。
「わたしは雨期にはここに住もう。冬と夏にはここに住もう」と、愚者はこのようにくよくよとおもんばかって、死が迫ってくるのに気がつかない。
子供や家畜のことに気を奪われて心が執著している人を、死はとらえてさらっていく。――眠っている村を大洪水が押し流すように。
子も救うことができない。父も親戚もまた救うことができない。死に襲われたものにとっては、彼らも救済者とはならない。
「私はこれを成し遂げた。これをしたならばこれをしなければならないであろう」というふうに、あくせくしている人を、老いと死とが粉砕する。
それ故に、ビックたちは、つねに瞑想を楽しみ、心を安定統一して、つとめ励み、生と老いとの究極を見極め、マーラとその軍勢にうち勝って、生死の彼岸に達するものとなれ。

 ――仏陀釈迦牟尼

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