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パドマサンバヴァの秘密の教え(87)「13の放棄」

◎十三の放棄

 師パドマはこう仰った。

「心の底からダルマを修習したいと願うなら、十三種類の放棄を修得せねばならない。」

 ツォギャルは尋ねた。

「それらは何でしょうか?」

 師はこうお説きになった。

「一.故郷を捨てないなら、自尊心のマーラを打ち破ることはできない。

 二.家庭人の行為を止められないのなら、ダルマを修習する時間を見つけることはできないだろう。

 三.信を感じているとき、ダルマを受け入れないなら、カルマを終わらせることはできないだろう。

 四.自分自身が信を持っていないのに、他人をけなすのをやめなさい。

 五.自分の所有物を捨てられないのなら、世俗の事柄を切り抜けることはできないだろう。

 六.身内から距離を取らないなら、執着と怒りの流れを断ち切れないだろう。

 七.ダルマを今すぐ修習しないならば、来世どこに生まれるか確証はない。

 八.機会があるのに今すぐそれを行わないで、未来で何かをしようと望むなら、その機会がまたやってくるかどうかの確証はない。

 九.自分を騙すのを止めなさい。野心を捨て、聖なるダルマを修習しなさい。

 十.身内や友人、愛する人、所有物をあきらめなさい。今すぐそうするならば、それは最も意味のあることである。

 十一.死の時、決して持って行くことのできない、徳のない何らかの社会的な地位を昇進させてはならない。確実に必要である徳のある行為を増進させなさい。

 十二.来るかどうか不確実な明日のために準備をしてはならない。そうではなく、今この瞬間に精神修行を行い、死に対して備えなさい。それは確実にやって来るのだから。

 十三.ダルマの修習に努力するなら、食べ物や衣類に関して心配する必要はない。それらは自然に得られるだろう。ダルマを修習している間に飢えて死んだ者など、見たことも聞いたこともない。」

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