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シヴァ・ヨーガ・スートラ(5)「人間論」

第二章 人間論

【1】小宇宙

 この身体の中心にメール山があり、七つの島に囲まれている。そこには河があり、海があり、山があり、田畑があり、領主がいる。

 そこには聖仙や聖者が住み、太陽や月やすべての星もある。また巡礼の聖地があり、神殿があり、神殿の神々がおられる。

 この三界の内に存在するものはすべて、身体の中に存在する。このメール山をめぐっていたるところで、それらのいとなみが行なわれている。

 これらのすべてを知る人は、まぎれもなくヨーギーである。

 メール山の山頂に、光を放つ月が鎮座し、蜜を降らす。この蜜の流れには、二筋の道がある。

 マンダーキニー河と呼ばれる流れは、肉体の栄養のために、イダー気道を通って流れ落ち、全身を養う。

 もう一つの純白な流れは、身体の中央の道を通って流れ落ちる。

 メール山の下方には太陽が鎮座する。この太陽の熱は、身体の右側の道を通って上方にのぼっていく。

 月のミルク色の光が放出した甘露と生命の元素を、太陽は飲み込んでしまう。太陽の熱は風の円輪に乗って全身をめぐる。

【2】気道

 人間の身体には35万本の気道があり、その中で主要なものは、スシュムナー、イダー、ピンガラー、ガーンダーリー、ハスティジフヴィカー、クフ、サラスワティー、プーシャー、シャーンキニー、パヤスヴィニー、ヴァールニー、アラムブサー、ヴィシュウォーダリー、ヤーシャスウィニーの14本である。これらの中でも、イダーとピンガラーとスシュムナーの三本が、最も重要である。

 その三本の中でも、スシュムナー気道こそは最上の気道としてヨーギー達に愛重せられている。その他の気道はこのスシュムナー気道を根拠として人間たちに所属する。

 これら三本の気道は入口を下に持ち、背骨の中にあり、とても細い。

 スシュムナー気道の中心にチトラーという気道がある。これは私が愛重するものである。その上方には、微細なうえにも微細な、素晴らしいブラフマ・ランドラがある。

 このチトラーは、五色に輝き、清浄である。

 経典の中で、これは天への道と説かれ、不死の浄福の創造者と説かれている。偉大なるヨーギーは、それを念想するだけで、すべての罪を破壊することができる。

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