アーサナ
アーサナは、ハタ・ヨーガの第一部門である。
心身の強健と無病、軽快さ等を得るには、アーサナを行なうがよい。
ヴァシスタ等の聖者たちと、マッチェーンドラ等の行者たちによって採用されたアーサナの中のいくつかを説明しよう。
☆スワスティカ・アーサナ(吉祥座)
ふくらはぎと太ももの間に両足の親指以外の指をしっかりと挟んで、体をまっすぐに立てて座る。これがスワスティカ・アーサナである。
☆ゴームカ・アーサナ(牛面座)
左右のひざを交差させて、それぞれのかかとを逆側の尻につける。これがゴームカ・アーサナである。
☆ヴィーラ・アーサナ(勇者座)
一方の足を他方の腿の上にしっかりとすえる。これがヴィーラ・アーサナである。
☆クックタ・アーサナ(鶏の体位)
蓮華座を組んでから、ふくらはぎと腿の間に両腕を差し込み、それを地上に立てて、体を中に浮かす。これはクックタ・アーサナである。
☆ウッターナ・クールマ・アーサナ(上向きの亀の体位)
蓮華座を組んでから、ふくらはぎと腿の間に両腕を差し込み、両腕で首をつかみ、亀のように上向きに寝る。これがウッターナ・クールマ・アーサナである。
☆ダヌス・アーサナ(弓を引く体位)
両足の親指をそれぞれの手でつかみ、片手を耳に近づけ、弓を引くような格好をする。これがダヌス・アーサナである。
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