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「鳥のダルマの素晴らしき花輪」より(3)

 

 続いて、偉大な鳥である鶴が立ち上がり、長い首を三度伸ばして礼をしてから、「スンゴー」と鳴きました。これは「守らなければならない」という意味を持った鳴き声です。

「ダルマの根本を固めるのは、けがれなき教えにのっとった生き方です。スンゴー!
 神々の住む天界の生活であっても、それは輪廻の中にあるのですから、望んではなりません。スンゴー!
 怠けたり無精をしていると、良きおこないの徳は防げられると、警戒しなければなりません。スンゴー!
 吝嗇の鬼は、寛容な心の徳を防げると、警戒しなければなりません。スンゴー!
 こうしたことをいつも心にとどめておきましょう。スンゴー!」

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