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「私が見たブラフマーナンダ」より「我が師」(13)

 

わたしがベルル僧院にてマハラジと共に過ごしていた頃のある日、スワミ・プレーマーナンダが、僧院の近くのサルキアという村で行なわれる会議に同行するようにと、わたしに仰せ付けられました。
 そこでは、信者たちがスワミジ(ヴィヴェーカーナンダ)の聖誕祭をお祝いしていたのでした。スワミ・プレーマーナンダはその会議で議長を務められることになっていたのです。もちろん私は同意して、彼と共に演壇に着席しました。
 そこでは他にも多くの講演者が出席していました。スワミ・プレーマーナンダが彼らを紹介し始めると、わたしも何か話すように言われるのではないかという予感がしました。よってわたしは彼に当てられないよう、心の中で熱心に祈りました。
 こうして、私は当てられずに済んだのでした。
 
帰りの馬車の中で、スワミ・プレーマーナンダは、わたしにも何か話すように頼もうとしたが、そうしないことにした、ということをおっしゃいました。

わたしは彼にこう言いました。

「そうです、マハラジ。あなたがわたしに何か話すようにと頼まれるのではないかと思ったので、あなたがそうなさらないように強く祈っていたのです。それだから、神は私の願いを聞いてくださいました。」

 

彼はただ微笑んでいらっしゃいました。

 あるときマハラジは、ヒマーラヤのマーヤーヴァティーにあるアドワイタ・アシュラムへわたしを派遣すると決められました。
 

わたしをマーヤーヴァティーに行かせる前に、彼はこうおっしゃいました。

「心を調御し、ヒマーラヤのように高く保ち続けなさい!」

 
それから二年間、わたしはそこに滞在しました。

 しかし、わたしはマハラジへの強い思慕の念を抱いていたので、彼の元へ戻りたいと僧院長にお話しました。
わたしの胸中を手紙に託してマハラジへ送ると、彼からこのような返事が返ってきました。

「いいだろう。戻ってきなさい。」

 直ちにわたしは、マハラジがそのころ滞在されていたプリへと向かったのでした。
 
そこでマハラジと共に過ごした時間は、再び素晴らしい日々となりました。

 
マハラジと共にプリに滞在している間、ジャガンナートのラタヤートラの祝祭が行なわれました。
それは全宇宙の主であるジャガンナートの像を乗せた山車を引くことによって、お祝いされるのです。
 
マハラジ、スワミ・トゥリヤーナンダ、そしてわれわれ全員で祝祭に参加しました。それはとても暑い夏の日だったので、わたしたちは寺の近くにある家の大きな門の下に避難しました。
 ジャガンナートの車を引く時間が近づくにつれて、それまでわたしたちに冗談を言っていたマハラジは、とても厳粛な面持ちになられました。マハラジは実際にその山車に神がお座りになっているのを見神されているようでした。彼のお顔は、恍惚とともに光り輝いていたのです。
 

マハラジは、気品高く、かつ恭しく、上着を脱ぎ、筋肉を引き締め、神の荷を引くために身構えました。
 スワミ・トゥリヤーナンダも、マハラジに次いでロープを掴みました。
 
そして、残りのわれわれ全員も、彼らに倣って後に続き、やや遠方まで山車を引くために群衆に加わりました。

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