グル・プールニマ
今日は、一年で最も祝福が強い満月とされるグル・プールニマ(グル(師)の満月)と呼ばれる満月です。
この日は、師がいる人は師に、いない人は古からの偉大なる師方に、供養や感謝を捧げるといいでしょう。
祭壇に供物を捧げたり、心の中で師を瞑想したり、礼拝したり、賛歌を歌ったりするといいでしょう。
またこの日は、新たなる誓いや決意を立てるのに良い日だともされているので、今日からまた新しく生まれ変わる気持ちで、心を新たにして決意や誓いを胸に刻むのもいいでしょう。
そして師への最高の供養と礼拝は、師の教えを実践することであるといわれますので、今日を境に、師の教えを実践し成就することで師の恩に報いることを決意するといいでしょう。
グルが存在する以前には
釈迦牟尼如来の名前さえ聞かれなかった
千カルパのすべてのブッダたちは
ただグルゆえにやってくる
――ナーローパ
絶対なるものはグルと相違はない。
これは真理。
これは真理である。
これは、ヴェーダ、さまざまな他の聖典、叙事詩、マントラやヤントラの科学、秘密の詞章などによっては明かされていない真理である。
様々な論文、そしてさまざまな分派と教義は、すでに迷妄なる衆生をさらに混乱させるだけだ。
グルの真理を知ることなく、供儀を行い、誓いを立て、苦行を為し、捧げ物を供養し、ジャパを行い、巡礼を続ける者たちは、無智である。
グルとは、真我、純粋意識と異なるものではない。
これは、真理、絶対的真理を超越している。
故に、賢者はグルを探求し、見いださなければならない。それを自らの義務と思わなければならない。
――シュリー・グル・ギーター
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「スワミ・ダルメーシャーナンダとM」より抜粋 -
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