スワミ・ラーマクリシュナーナンダの書簡集(2)
マドラス・トリプリカンにて
親愛なるアイアンガー(ナーラーヤナ・アイアンガー)へ
あなたの長い手紙は、ちゃんと届きました。今ちょうど、すべてに目を通したところです。
青年期は、感覚の誘惑が強い時期です。それらに支配されないように、あなたは強くあらなければなりません。
誠実な心で神に祈りなさい。
欲望は、若い人の敵の最たるものです。あなたは常に、仕事(肉体と精神の両者の)に己を捧げるべきです。つまり、朝と夕方にしっかりと歩き、心を常に至高者クリシュナに固定していなさい。決して女性を淫らな目で見ないように。
強くありなさい。自分は神聖であることを知り、感覚の主でありなさい。
どうして感覚があなたを支配することを許すのですか? 弱い人は、邪悪な人々の餌食となるだけではなく、すべての悪癖の餌食となります。
身体的な弱さは、精神的な弱さと同じくらい悪いことです。病が体に入って来るのを許してはいけません。
……あなたの人生の秘密を、誰にも話さないように。それは何もよいことを生まず、反対に、あなたを傷つけるでしょう。
ときどき、私とやりとりをしてください。
それでは、今回はこれまで。
敬具。
愛を込めて。
ラーマクリシュナーナンダ