心を決して変えないようにしよう
ビックたちよ、他の者たちが君たちに、ふさわしいときに、あるいはふさわしくないときに語るであろう。
真実によって、あるいは偽って語るであろう。
柔和に、あるいは乱暴に語るであろう。
利益を伴って、あるいは利益を伴わずに語るであろう。
慈愛の心を持ち、あるいは怒りの心を持って語るであろう。
そこでも、いいかね、ビックたちよ。君たちは次のように学ぶべきである。すなわち、我々の心を決して変えないようにしよう。
悪い言葉を吐かないようにしよう。
また、相手を思いやり、慈愛の心を持ち、怒りの心を持たずにいよう。
そして、その人に対する慈悲の思いで満たそう。
また、慈愛の対象である一切の世界を、広く、大きく、無限で、恨みなく、怒りのない慈悲の思いで見たそう、と。
ビックたちよ、まさにこのように、君たちは学ぶべきである。
――仏陀釈迦牟尼
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