グル・バクティヨーガ 序(2)
◎グル・バクティについての手紙
1942年5月1日
祝福された求道者たちよ
主張してはならない。それでは何も得られないだろう。
あなたたちの霊性の師、あるいは聖者の前に静かに座り、瞑想しなさい。
魂と魂を会話させなさい。
それによって、あなたたちの疑念はすべて浄化されるだろう。
あなたたちは良い霊性の経験を得るであろう。
あなたたちは心の内で、言葉に言い尽くせない平穏と、ゾクゾクする歓喜を経験するだろう。
これは、人生の目的に達するための真の道である。
実践のヨーギーとなりなさい。
――シヴァーナンダ
1942年12月1日
マハーラニ・スワルナラタへ
あなたは一人の医者から処方薬をもらい、二人の医者に相談し、三人の医者から荼毘に付される。
しかし多くのグルを持つならば、あなたは混乱するだろう。
あなたは何をすればいいかわからなくなって途方に暮れる。
一人のグルはあなたに「ソーハム・ジャパをせよ」と言い、もう一人は「シュリーラームのジャパをせよ」と言い、三人目は「アナーハタ音を聞きなさい」と言うだろう。
あなたは戸惑うであろう。
ただ一人のグルに忠誠を誓い、彼の指示に従うのだ。
――シヴァーナンダ
1943年5月1日
愛するマハーデーヴァへ
悟りとは、グルの奇跡的な力によってあなたに訪れるものではない。
仏陀、キリスト、ラーマ・ティルタ、彼らは皆サーダナーを行なったのだ。
主クリシュナはアルジュナに、ヴァイラーギャ(放棄)を開発し、アビヤーサ(実践)を行なうようにおっしゃった。
彼は「さあ、君にムクティ(解脱)を授けよう」とはおっしゃらなかったのだよ。
それゆえに、悪しき観念を放棄しなさい。そうすればグルはあなたにサマーディとムクティを授けてくださる。
精進し、純粋になり、瞑想し、そして悟りなさい。
――シヴァーナンダ