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パドマサンバヴァの秘密の教え(50)「四つのダルマ」

◎四つのダルマ

 師パドマはこう仰った。

「あなたは、あなたのダルマの修習が真のダルマになるということに、確信を持たなくてはならない。
 あなたのダルマが真の道になることに、確信を持たなくてはならない。
 あなたの道が混乱を晴らすことに、確信を持たなくてはならない。
 あなたの混乱が智慧として現れてくることに、確信を持たなくてはならない。」

 ツォギャルは尋ねた。

「それはどういう意味でしょうか?」

 師はこうお説きになった。

「すべての教えを一つの乗り物に集積する仕方を知った後、受容と拒否が無くなり、理解を得たとき、あなたのダルマの修習は本当のダルマになる。

 歓喜、輝き、無思考の三つのヴィパシャナーの段階が現れた時、それらはダルマカーヤそのものである。

 いずれにせよ、シャマタの不活性の状態に心を固定させている人がたくさんいる。それによって彼らは色界のディヤーナの神の領域に転生するかもしれないが、まだ衆生に利益を与えることはできないだろう。」

 師パドマはこう仰った。

「帰依し、誓いを守ることが、ダルマの修行の根幹である。」

 ツォギャルは尋ねた。

「どのような時に、帰依の誓いと他の誓いが生ずるのでしょうか?」

 師はこうお説きになった。

「帰依の誓いは、低い領域に恐怖を感じ、三宝に信仰をもった瞬間に生起する。

 普通の信者の誓いは、カルマの行いの原因と結果に信をもった瞬間に生起する。

 初心の修行者の誓いは、心が輪廻から離れた瞬間に生起する。

 完全に運命が定められた修行者の誓いは、心がすべての悪行から離れた瞬間に生起する。

 大志の菩提心の誓いは、慈悲心によって自分自身と他人を同等に見た瞬間に生起する。

 どのような修行をしていても、帰依と菩提心を持ち、発達の段階と完成の段階を統合し、方便と叡智を統合する時、そのときあなたのダルマは真の道となる。

 見解、瞑想、行為、成就が道に具わった時、あなたの道は混乱を晴らす。

 見解と瞑想を完全に理解して修習に努力する時、その時あなたの混乱は智慧として現れる。

 いずれにせよ、あなたがどのような修行をしていても、発達と完成、見解と行為、方便と叡智を統合するのに失敗するならば、それはまるで片足で歩こうとしているようなものになるだろう。」

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