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9 空中飛剣タントウ

9 空中飛剣タントウ

 これは本来は、下位下按式タントウを数カ月から1年ほど、毎日しっかり鍛錬した後に行なうのがよい。

 下半身の姿勢は下位下按式タントウと同じ。
 左手で拳を作り、腰におさめる。手の甲が下向きになる。
 右手は前にまっすぐにのばし、人差し指を中指を合わせてまっすぐにのばす。薬指と小指は軽く握り、親指は前または上にまっすぐにのばす。掌は内側かまたは下に向ける。

 口の中で、舌を上口蓋に押し付け、鼻から吸って口から吐く腹式呼吸をゆっくりと繰り返す。 
 できるだけ長く、この姿勢を保つ。
 疲れてきても、腰を上げないようにする。ずっと腿が床と平行を保てれば申し分ないが、無理な場合、どちらかというと腰が下がっていく方がよい。

・毎日1~2回行なう。時間はいつでもよいが、午後か夜が良い。
・空腹過ぎるときや満腹のときは、やってはいけない。
・練功前に、熱い飲み物を一杯飲むとよい。
・この姿勢をとっている間に、掌が発熱したり、全身が発熱したり、汗が出てきたならば、それはよい兆候である。
 逆に身体に寒気を感じたら、いったん中止し、日にちを置いてから再び行なう。
・汗が多く出てきたときは、練功終了後に、熱めのシャワーを浴び、熱いお湯などを飲むのもよい(必ずそうしなければいけないというわけではない)。

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