2.原地喊功(げんちかんこう)
2.原地喊功(げんちかんこう)
これは本来は、龍鷹跨歩タントウを数カ月から1年ほど、毎日しっかり鍛錬した後に行なうのがよい。
①馬歩で立ち、左の掌の上に、右手は拳を作って甲を置く。
②右手を上にあげると同時に、左膝を曲げて足の裏を右足のひざのあたりにつける。
③「ヘイ!」と大きく叫ぶと同時に、左足で強く地を踏み、右の拳を振り落として左手のひらの上に甲を打つ。
④右足の裏をいったん左ひざのあたりにつけ、左の拳を前に突き出し、右の拳は逆向きにして右腰におさめる。
⑤「ヘイ!」と大きく叫ぶと同時に、右足で強く地を踏み、同時に右の拳を回転させて突き出し、左の拳は逆にして腰におさめる。
⑥これを左右交互に行なう。徐々にスピーディーに、力強く行なうようにする。
⑦40回ほど「ヘイ!」と叫んだら終了する。その後、決して無理することなく、回数を次第に増やしていく。
・毎日1~2回行なう。時間はいつでもよいが、午後か夜が良い。
・空腹過ぎるときや満腹のときは、やってはいけない。
・練功前に、熱い飲み物を一杯飲むとよい。
・この姿勢をとっている間に、掌が発熱したり、全身が発熱したり、汗が出てきたならば、それはよい兆候である。
逆に身体に寒気を感じたら、いったん中止し、日にちを置いてから再び行なう。
・汗が多く出てきたときは、練功終了後に、熱めのシャワーを浴び、熱いお湯などを飲むのもよい(必ずそうしなければいけないというわけではない)。