yoga school kailas

10月1日 合宿勉強会2 「質疑応答」その3

ヨーガスクール・カイラス 勉強会より

10月1日 合宿勉強会2 「質疑応答」その3

※いずれ全文をまとめて本にする予定ですので、ご期待ください。

………はい、他に何かありますか?」

T君「クンダリニー・ヨーガの話なんですけど」

先生「はい」

T君「ムドラーとかやって、この辺り(背骨を指す)からガーーって上がっていくような感じがして、この間、その、大周天、小周天って言ってましたよねぇ、グルグル回すイメージのやつ。この辺はなんか明らかに通るんですけど、…(背骨から頭頂を指しながら)こう来て」

先生「ん?」

T君「なんか通っているのが分かるんですけど」

先生「ん?」

T君「あ、いや、この辺(体の前面)を、グルグル循環するっていうのは…」

先生「あのねえ、前も言ったけど、仙道の小周天っていうのは、後ろから上げて前に下すんだけど、これは、実際には周ってないんです。あの、実際にはイメージでやってる。で、仙道の考えっていうのは、イメージによって、それをやることで、本当に動き出すんだっていう発想なんです。小周天の場合はね。
 で、実際はそれは、ヨーガとか密教でも似ているんだけど、最初はイメージでやるんだけど、で、その後にだんだん本当に周り出すんです。………で、何が聞きたいんだっけ(笑)。」

T君「周りだした時に、やっぱりリアルに、あ、ここ通っているなって分かるんですか? 下りてくるのも。」

先生「それはねえ、前にも言ったけど、あの、それが起きるかどうかということと、それが分かるかどうかということは別なんです。つまりサットヴァでは分かる(笑)。タマスだったら分かりにくい。ただしもちろん、それが強烈であれば、分かるだろうね。そのやっぱり、それにも強さがあるし。」

T君「小周天の修行とか、する必要はないですかね」

先生「小周天の修行は、特にはない。まあ、ここでもたまに瞑想でもやっているけど、まあ必要だったら、当然、やらせたりするけど、うん、
 特にそれが今、絶対必要項目ってわけじゃないね。…まあ、やりたかったらやってもいいけど(笑)。
 小周天っていうか、いろんなやり方があるんだね。仙道では今言ったように、まあ、例えば、S君とか詳しいだろうけど、この、前と後ろの気道があって、それぞれが、まあ、ツボがあるわけだね、ポイントがあるわけだね。
 そのポイント一つ一つにグッ、グッ、って意識を集中してくんです。で、グルグルグルグル回すやり方とか、あとヨーガ的には、グアーーって後ろを上げて、で、前から下すやり方と、真中を下すやり方があるんだけど、とにかく、チャクラの世界を下していく。ツボっていうよりもチャクラだね。
 で、チベット仏教のやり方っていうのは、非常にシンプルっていうか、前とか後ろは使わないんです。真中の気道だけを使うんです。で、真中の中の頭、喉、胸、へそ、これだけを使うんです。この4つだけを、こう、上下させる。とか、いろんなやり方がある。」

T君「全部同じ現象なんですか?」

先生「同じではない。つまり、リアルに言うと、これはクンダリニー・ヨーガの時にも話そうと思っていたんだけど、実際に、背中の気道と、前の気道と、真中の気道があるんです。で、どこに焦点を置くかなんだ。
 で、一番重要なのは、真中なんです。で、小周天も、最初は前、後ろをやるんだけど、最終的には真中に入っていく。それが大周天なんです。
 で、チベット密教はもう、結構すっ飛ばして、その最終段階だけやってるんだね。それが一番重要だっていって。中央気道だけをひたすらやるんです。でもそれも、最初はイメージなんだね。実際にそれができているかっていうのは別問題で。チベット仏教ってそういうシステムがしっかりしているから、こういう観想をしなさいって色々あるわけだけど、実際それができるかどうかっていうのは、もちろんその人の、その前の、前段階の、基礎の修行をどれだけできているか、だね。

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