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第一章 土台(5)七つの世界

(5)七つの世界

 この宇宙は、大きく七次元の世界(ローカ)に区分される。

①サティヤ・ローカ
 最上位は、究極の唯一の実在である至高者の世界である。
 この世界は、あらゆる名称や概念を超えているので、言葉で説明することができない。よってここをアナーマ(名前の無い世界)とも呼ぶ。

②タポー・ローカ
 次は、至高者の智慧と慈愛の種子の現われであるプルショーッタマの世界である。
 ここには魂は容易に近づくことができないため、アガマ(近づきがたい世界)ともいう。

③ジャナー・ローカ
 この世界は、プルショーッタマの光の反映であるプルシャの世界である。
 ここで初めて「私」という自我意識が生ずる。
 しかしこの世界は、マーヤーに支配された普通の魂には理解できない世界なので、アラクシャ(理解できない世界)ともいう。

④マハー・ローカ
 マーヤーの創造活動がここから始まる。
 この世界は、聖なる世界と幻影の世界を結ぶ通路のようなものなので、ダシャマドワーラ(門の世界)ともいわれる。

⑤スワー・ローカ
 この世界には、まだ精妙な物質も粗雑な物質も全く存在していないため、マハーシューンニャ(偉大なる空の世界)ともいう。

⑥ブハー・ローカ
 この世界はには、精妙な物質はあるが、粗雑な物質が存在しないため、シューンニャ(空の世界)ともいう。

⑦ブフー・ローカ
 これは我々が普段認識している世界で、最も次元の低い、粗雑物質の世界である。

 人体に存在する七つのチャクラは、これら七つの世界と対応している。
 修行者が真我に向かって正しい修行を進めていくと、これらのチャクラに順次、「聖なる光」を見るようになる。

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