yoga school kailas

気のせい

 昨日、ヨーガ教室のある生徒さんが、こんなことを言っていました。

 「最近、食べるものに気をつけて菜食中心にしていたんですが、今日、久しぶりに昔大好きだったアンパンを食べちゃいました。でも、食べながら、『あれ、なんでこんなものが好きだったんだろう?』って考えちゃいました。」

 今日の日記のテーマは、菜食の勧めということではありません(笑)。

 味覚って結構、「気のせい」なんですよね(笑)。
 味覚って、五感の中でもとても面白い分野ですね。共通認識が一番得られにくいというか。
 たとえば「アンパンの味」ということで思い浮かべる味も、実は人それぞれ、微妙に違うと思うんですね。味覚って、視覚や聴覚と違い、外に出して、比べることができません。それぞれの口の中での出来事ですから(笑)。

 今日は、こんなことがありました。
 ある生徒さんが、アーサナをやるたびに、「痛い! 痛い!」って言うんですね。それで私が、「ほんとはそんなに痛くないんじゃないの?」って聞いたら、彼も冷静になって、「ほんとだ。よく考えたらそんなに痛くなかった」って言うんですよ(笑)。
 その生徒さんはもともと、「イヤだ」とか「痛い」とか「苦しい」とかいう言葉が、口癖になってたそうなんです(笑)。よく考えたらそうでもないのに、そういう言葉と思いを最初に発することで、いろんなことを痛く、苦しく、嫌な感じにしてたということに、今日、気づいてくれたようで良かったです(笑)。

 まあつまり、今日言いたいことは、「すべては気のせいだ」ということです(笑)。

 苦しい? 気のせいです(笑)。
 あの人が嫌い? 気のせいです(笑)。
 できない気がする? 気のせいです(笑)。

 すべてを喜んで受け入れると、世界も笑顔を返してくれるもんです。たぶんね(笑)。

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