念正智2
このような念正智を続けていると、
自分の行動や言葉の背景に、悪しき心を発見するたびに、
「あ、私はまた悪しき心に従っていた」と気づき、
逆に言えば、
「あ、私はまた、神から心が離れていた」
ということに気づく。
つまりこの念正智の努力を為し続けるならば、
「悪しき言葉や行為をおかしそうになる」という悪癖自体が、
かえって我々に、「神に意識を合わせなければ!」ということを思い出させてくれる、素晴らしいきっかけになってくれるのだ。
さあ、常に君の心には
神はいるかな?
あの、純粋なるものを
忘れてはいないかな?
人生における様々な心配事や、敵対者
これらも、そういう意味では、
我々の悪癖を引っ張り出そうとするので、
念正智を心がけるならば、
逆に我々の心を神に結びつけてくれるアイテムとなる。
しかし真剣に日々念正智を心がけないなら
心配事はただの心配事であり
敵対者はただの敵対者であり
それらは単に自己の悪業を増やす条件にしかならない。
よって念正智しよう。
それによって、自己の悪いカルマを逆転させ、
悪縁さえも逆転させよう。
そして心を神でいっぱいにしよう。
心配事も、悪癖も
入る隙などないほどに。
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