反芻
執着や怒りなどの対象、そのイメージ、思いなどを、
わざわざ反芻してはいけない。
人は馬鹿なので、それらを忘れかけているときも、「あれ、なんだっけな・・・あ、そうだそうだ」という感じで意識的に反芻してしまう。
その意識的な反芻をやめれば
しばらくすると、それらは心の中で薄められてくる。
しかし意識的な反芻を繰り返していると、
もう忘れたくても忘れらない執着や怒りなどとして、心にこびりつき、それは大きな苦しみの原因となってしまう。
だからそのようなときは決して意識的な反芻をせず、逆に徹底的に修行や教学を繰り返すことで、あるいは聖なるイメージや経験を反芻することで、カルマや心の習性のベクトルを変えてしまおう。
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