ヴァイラーギャ・マーラー(放棄の花輪)(9)
7.マーヤーの魅惑的な餌
狩人は網を広げ、鳥を捉えるために穀粒を置く。
鳥を捕らえたいがゆえに、慈悲なく穀粒を放つのだ。
漁師は魚に何か餌を与える。
これは魚の餓えを満たすためのものではなく、魚を捕えるためである。
彼らの貪欲さゆえに、鳥と魚は今捕えられたのだ。
同様に、マーヤーは無智なジーヴァを誘惑する。
強烈な痛みを与えるものにわずかに塗られた感覚的喜びというコーティングは、
苦いキニーネの丸薬の上にわずかに塗られたの砂糖のコーティングであり、
それがマーヤーの誘惑である。
彼女は網を広げ、柔らかい感触の穀粒を置く。
美しい形、心地良い音、さまざまな味と匂い。
無智な魂は今、捕えられた。
彼らは逃れられない。
おお! 冷静さと識別力を発達させなさい。
賢人の一行の中で暮らしなさい。
涙はマーヤーの罠だ。
そして、自由で永遠の至福を達成しなさい。