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モトゥルナート・ビスワスの生涯(8)

 これと同じ時期に、師への信仰が大いに強まったある出来事が、モトゥルの家族内に起きた。彼の二人目の妻であるジャガダンバーが重い赤痢にかかったのだ。医者は彼女を治すためにできるだけのことを尽くしたが、最終的に治療法がないと宣言された。モトゥルは狼狽した。妻が亡くなってしまったら、ラーニー・ラースマニーの私有地の権利を失ってしまうとモトゥルは分かっていた。彼は死に物狂いで最後の避難所であるシュリー・ラーマクリシュナのもとへ駆けつけ、涙を流してこう言った。

「ババ、わたしは恐ろしい個人的な喪失に脅かされています。そればかりでなく、私有地の権利がほかの者の手に渡るなら、わたしはあなた様への奉仕を続けることができなくなってしまいます。」

 モトゥルの激しい苦痛をごらんになり、シュリー・ラーマクリシュナの心は慈悲心で満たされた。彼は恍惚とした状態でこうおっしゃった。

「恐れるな。おまえの妻は回復するだろう。」

 これらの言葉はモトゥルを非常に安心させた。彼が家に帰ると、ジャガダンバーの病気が劇的に良くなっているのに気付いた。のちになってこの出来事に触れられ、シュリー・ラーマクリシュナはこうおっしゃった。

「その日からジャガダンバーはゆっくり回復し始めたが、その病気はこの肉体(つまり師ご自身)に移ったのだ。この治癒の結果として、わたしは六か月間、赤痢と他の症状に苦しんだ。」

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