yoga school kailas

マルパの生涯(10)

 ナーローパは言いました。

「南の毒の湖の岸辺にあるソーサドヴィーパの墓地に、骨飾りで飾られたジュニャーナダーキニーがいる。彼女に会う者は誰でも解放される。彼女の前に行き、チャトゥピータを請いなさい。また、そこでクスルたちに、お前の望むどんな教えでも請うといいだろう。」

 マルパはソーサドヴィーパの墓地に行き、草を編んだ丸い屋根の庵に住んでいるこのヨーギニーに会いました。マルパは黄金のマンダラを供養して、彼女に懇願しました。彼女は喜んで、彼にチャトゥピータの完全なアビシェーカと口頭の教えを授けました。
 マルパはさらに、ウトパッティとサンパンナクラマについてのアビシェーカと口頭の教えを、本物のクスルのヨーギーたち――シュリー・シンハドヴィーパと、墓場や木の下に住んでいる他の何人かの者たちから受け取りました。彼はまた、様々な実際的な目的のための口頭の教えも請いました。このようにして彼は、口頭の教えの宝庫となりました。

 そしてマルパはナーローパのもとへと帰りました。五体投地をした後、彼はナーローパの健康について尋ねました。ナーローパは言いました。

「アビシェーカと口頭の教えは、お前の中にどのような確信を生起させたか?」

 マルパがナーローパに起こったことを告げると、ナーローパは大変喜びました。
 マルパは栄光あるナーローパに懇願して言いました。
 
「わたしはチャクラサンヴァラのアビシェーカと、このタントラの解説についての教えが欲しいです。」

 ナーローパはマルパに、その完全なアビシェーカと、タントラの解説についての読みの伝授を与えると、「これらを修行することは非常に重要である」と言いました。
 四つの特別な直接伝授とナーローパの6ヨーガと、生来のサハジャの智慧として心を見せるマハームドラーの直接伝授という有名な口頭の教えを授けられると、マルパは瞑想をおこないました。一般的には、多くの最高の秘密のマントラの特別な経験と理解が彼の心に生まれました。特別には、チャンダーリーをおこないながら、彼は、至福と光輝と無思考の合一を実現しました。彼は七日間、身口意の門を動かすことができず、そしてこれに対する自信を確立しました。10の印があらわれ、喜ばしい心の状態で昼と夜が過ぎていきました。

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