バクティの精髄(18)
◎ゴースワーミー・トゥルシーダースのシュリーラーマチャリタマーナサにおけるナヴァ・ヴィダー・バクティ
主ラーマは、女苦行者シャバリと会った際に、以下のようにバクティの九つの道を説かれた。
・第一に、聖者との交際。
・第二に、主の物語を唱えること。
・第三に、神への献身的な奉仕。
・第四に、真心をこめて至高者の威徳を歌い讃えること。
・第五に、ヴェーダに則って、確固たる信をもって主の御名を唱えること(ジャパ)。
・第六に、俗的な行為から感覚器官と心を完全に退けることによる、厳しい自己制御。
・第七に、万象万物の中に主を観じ、そして聖者を神以上に敬愛すること。それは小宇宙の中に大宇宙を見ることとなる。
・第八に、与えられたものすべてに感謝して喜び、けっして他人の中に過失を見ないこと。
・第九に、誰をも欺くことなく皆に接し、主に帰依し、苦楽を平等に見ること。
この九つの方法を実践する者は誰でも、それが男であろうと女であろうと、生物でも無生物でも、主にとって最高に愛しい存在である。
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