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スワミ・ラーマクリシュナーナンダの書簡集(3)

シュリー・シュリー・グルパダーパドマ・バロサ(最聖なるグルの蓮華の御足の真理に)

マドラス・トリプリカン

1907年3月16日

親愛なるバサンタ(スワミ・パラマーナンダ)へ

 あなたはとても激しく仕事をしています。まだ子どもでしょう。週に4つのクラスを実施することは簡単なことではありませんよ。健康に気をつけてください。
 すべての生き物の体は、真に主のお住まいです。至高者シュリー・ラーマクリシュナは、しっかりと、そして永遠にこの寺院のハートの祭壇に座していらっしゃいます。
 それゆえ、体に対する義務を怠る事は、神の住まいへの愛の欠如を意味し、そして、それゆえに彼への愛の欠如をも意味するのです。
 ですから、あなたは特に、体に気を使うべきです。あなたは常にシュリー・シュリー・グル・マハラジとシュリー・シュリー・スワミジの慈悲深い保護のもとにあるのです。何を心配する必要があるのですか?
 あなたは、その本性として、純粋です。あなたと出会う人は皆、純粋になるでしょう。あなたに出会う人は皆、どんなときでもあなたにすぐに好意を示してきたではないですか。
 アメリカの人々は、けがれのない心、誠実な天性、快活な性格を持ったあなたを愛し、あなたのお世話をしてくれるでしょう。間違いありません。

 ミス・グレンはあなたに大きな愛を抱いています。彼女から最近、手紙をもらって――あなたのことを“純粋で神聖な子ども”と書いていましたよ。
 本当に、この三界において、純粋さ以上に力強いものは存在しません。
 純粋な人は、すべての人から愛されます。
 あなたは、この純粋さをシュリー・ラーマクリシュナとシュリー・スワミジの恩寵により、獲得したのです。それを慎重に守ってください。

 あなたが知らないものは何もないでしょうが、ひとつ、言っておきたいことがあります。
 純潔は、すべての女性を母親として見なすことができるときにのみ、曇りのない形で守られます。
 人間の心はとても弱い。感覚の罠のもとで、それは、母親として見なされるべきものを別な目で見ています。
 そのようにして、即座に“至高の宝”を失い、本当の意味で極貧となるのです。
 私は先ほど、あなたがシュリー・シュリー・グル・マハラジとシュリー・シュリー・スワミジにしっかりと守られていると言いました。
 あなたは恐れるものはありません。しかしながら、人は常に注意深くあるべきなのです。
 守護されているからといって、他の考えを抱くべきではありません。
 多くの愚か者は、欲望に支配されて、己が卑しく弱いということを忘れてしまいます。そして、堂々と、自分は至高者シュリー・クリシュナと同等の強さを有しているのだと思い込み、彼の方法をまねるのです。何と哀れな状態に堕落してしまうのでしょうか!
 思考においてさえも、自分が、至高なる存在であり無比なる御方であるヴァースデーヴァと同格であるなどとは、一秒たりとも考えてはいけませんよ。これよりも大きな罪はありません。

 アメリカでは女性が大きな影響力を発揮しているそうですね。
 もし、弱い男性が一度そのような女性の手中に落ちると、彼は永遠に道を失います。
 しかし、シュリー・ラーマクリシュナのマトリ・マントラによってイニシエートされた人は、常にすべての女性が、愛に溢れる母親のように守ってくれます。
 あなたはすでにそのことを知っているはずですが、それをもう一度、伝えておきました……

愛と祝福を込めて。

敬具。

ラーマクリシュナーナンダ

※スワミ・パラマーナンダは、当時、23歳でした。

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