スワミ・トゥリヤーナンダの書簡集(26)
1913年5月14日
親愛なるスレシュ[スワミ・ヤティシュワラーナンダ]へ
5月6日付けのあなたの手紙を受け取り、嬉しく思っています。
「人は自分の心によって自分を向上させるべきである。決して下落させてはいけない。
心は、自分にとっての親友でもあり、同時に仇敵にもなる。」[ギーター 第六章、第五節]
どうかあなたの友人Sに、以下のことを思い出させてください。「父、母、妻、息子、親戚――これらの誰も来世あなたを助けるためにとどまってはくれません。ただダルマだけがとどまるのです。」
彼にそのことを十分に理解させてください。主があなたの後援者です。心配しないでください。あらゆるトラブルは過ぎ去っていきます。しっかりとし、師に奉仕してください。――恐れることは何もありません。
あなたのやすらぎを願う者
トゥリヤーナンダ
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