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シヴァの夢、その他

 勉強会の後はいつもけっこう疲れてしまうことが多いですが、先日の大阪勉強会の後は、大阪の皆さんがしっかり修行しているせいか、または逆に疲れすぎたためか(笑)、夜は目がさえた感じで、体も元気でほとんど眠れない感じでした。
 しかしその反動か、横浜に帰ってきたらどっと疲れて、昨日はけっこう寝てしまったんですが、そのときに面白い夢をいろいろ見ました。

 例えば、シヴァ神がヴィシュヌ神を礼拝してるんですが、同時に、自分の子供であるガネーシャのことも礼拝している夢を見ました。
 シヴァ神は面白いですね。ある視点からは唯一無二の至高者であり、ヴィシュヌとも同一の存在ですが、ヴィシュヌ神やその化身であるラーマを至高者として礼拝したりします。しかし逆に、ラーマもシヴァを師として礼拝するんですね。
 あるいは、先日の勉強会でも出ましたが、たとえばシヴァは、相手が悪人であっても、苦行などによって誠意を尽くせば、恩寵を与えてその悪人の望みをかなえたりします。そのおかげでいろいろなトラブルが起きるわけですが、しかしそれも大いなる見地から見ると神の計画を推し進める重要なキーとなっており、必要なプロセスであったりします。
 一見、その風貌やイメージは強くて恐ろしいイメージがありますが、実際には謙虚で慈愛に満ち、善悪を超えて、神の計画のためならば自分が汚れ役のような立場をとることもいとわないようなスケールの大きい感じがありますね。まあ神の計画というか、その計画を立てている至高なる神ご自身がシヴァなんですが(笑)。
 前にも書きましたが、仏教ではヒンドゥー教への優位を示すためによくシヴァを踏みつけた神の絵を書きますが、そういうこともシヴァは意に介していない感じがします。いつも奥さんのカーリーに踏みつけられていますし(笑)。

 また別の夢では、わたしが空を飛んでいたんですが……わたしが空を飛ぶ夢を見るときには何パターンかあって、一つは自由に空の高いところを飛ぶ場合。もう一つはいわゆるルン・ゴンパといって、ポーンと大地を蹴って、ヒューっと低い高さで飛んでいく感じ。
 今朝見たのは三つ目のパターンで、風に乗るような感じでふわっと浮く感じです。
 風に乗るといっても、実際は自分の内側の生命エネルギーが動力因となっていて、またずっと浮いていられるわけではなく、ルン・ゴンパのように、ある程度すると下に落ちます。そしたらまた軽く大地を蹴って、フワッと浮く感じですね。
 わたしはポケットに手を入れて、リクライニングシートによっかかっているような余裕の姿勢で、ふわふわと浮いていました(笑)。そうすると、そこには多くの人たちがいたんですが、子供たちが真似しだして、なんとその中の何人かはわたしと同じように浮くことができたんです。でもそれも子供によって違っていて、ある子は余裕で高く浮くことができて、ある子は低空飛行しかできず、すぐ落ちたりしていました。でも大人は飛べずに子供だけ飛べて、その中にも差があるというのは、まるで純粋な心じゃないと乗れないドラゴンボールの筋斗雲みたいだなと思いました(笑)。

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