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シュリー・チャイタニヤ・マハープラブ(4)

【自己啓示】

 こうしてパンディットとしての理知的なニマイの人生は終わりを告げ、クリシュナ・プレーマの使徒であるチャイタニヤ・マハープラブが誕生したのでした。
 クリシュナ・プレーマがニマイの中に生まれるとき、異常な状態の狂乱者のようであったといいます。ニマイは宗教的恍惚が高じて、狂人のような振る舞いを度々見せました。クリシュナを捕まえたり合一する様子を想像してわめき散らしながら、放心状態で木に登っては泣き、笑い、絶え間なくクリシュナの名を叫び続けていました。また時間の概念を失い、ときどき午前中を午後だと思うようになりました。

 泣くこと、笑うこと、震え、発汗、鳥肌が立つ、失神するなどの激しい神への愛の八つの現れが、彼に現れ始めました。汗だくになり、体は火照り、乾燥しました。またときどき身体を震わせ、歯をカチカチと鳴らし歯軋りをするようになりました。止まっていたかと思うと次の瞬間には突風のように息を吐く呼吸を繰り返しました。身体は石の塊のように硬直し、あるいは重い身体が片手で持ち上げられるほど軽くなったりしました。しゃっくりをしたり、ときには身体が円のように丸く曲がったり、また金色の顔艶は色を失くしたりしました。瞳は絶えず色を変え、血がにじんだ毛根に現れたスモモのような吹き出物と共に髪は逆立ちました。これらはその当時の伝記編集者によって書き残されていた事象です。そのようなクリシュナ・プレーマの出現の外的な兆候は、ときどき非常に手に負えないものとなり、実際には騒然と荒れ狂っていたのでした。彼が自制心を保っていることは稀でした。

 ニマイに敵意を抱いていたナディアのパンディット達は、その異常な兆候のみを取り立てて、ニマイが狂人になったという噂を広めました。しかし少数の地元の真の信者たちは、それらは神聖な感情の高まりであり、ニマイは神の化身であると認識していました。そのうちの一人に、ヴィシュヌ派教団の中でリーダーとして多くの人々に支持されていた、シャーンティプルの敬虔なヴィシュヌ派のアドワイタ・アーチャーリヤがいました。数名のヴィシュヌ派信者が彼の元へニマイの偉大なる変容についての報告をしに来たとき、アドワイタは前夜のことを話して聞かせました。

「夢の中にクリシュナがお現れになり、このように仰った。
”もう嘆かないでよい。お前の祈りは聞き入られた。私は人々を救済する道を説きに来た。”
 そして目を開けると、目の前にニマイが立っていたのだ。」

 ニマイの真正に気づいた、またある別の人物は、偉大なる敬虔な信者シュリーヴァスでした。彼にまつわるストーリーがあります。ニマイの中傷者たちの多くが、ベンガルのイスラム指導者であるハッサン・シャハの元へ行き、耳障りな賛歌を歌うニマイとその信者達が連行されない限りは、平安な日々がこの地域にもたらされることはないと言いました。このことはヴィシュヌ派信者たちを少し怖がらせました。彼らの自信を回復するために、ニマイの奇跡が求められていました。

 そんなある日のこと、シュリーヴァスの信者が本堂で礼拝をしていると、ドアをノックする音が聞こえました。声で応じると、
「私は、お前が心を通い合わせようとしている”彼”である」
という声が返ってきて、ドアが開きました。すると光に包まれたニマイが姿を現し、驚いて呆然としているシュリーヴァスを横目に神座に座った彼は、口も利けず立ちつくしているシュリーヴァスに、
「水を入れてきなさい。沐浴しよう」
と言いました。人々は、”百万ものきらめく閃光”と共に黄金色に煌々と輝く彼の姿を見ました。水は彼の体から発光して流れ出ているように見えました。彼が礼拝堂に行くと、うっとりするような横笛の音色が聞こえてきました。信者たちはすぐにたくさんの花とサンダルウッドの塗香などの供物を持ってきて捧げました。彼はその後、休息をとるために寝室へ行き、次のような啓示を与えました。

「われはすべての衆生の心に鎮座する”彼”である。われ自ら、そのイスラム指導者のことは何も恐れることはないと約束しよう。この度は、罪びと達に制裁を与える代わりに、彼らを更正させるために私はここに来た。バクティとプレーマによってどのように私に到達できるかを、私の衆生に説きに来たのだ。そのイスラム君主の心をどのように変化させられるか、皆に見せよう。」

 そう仰って、彼はその力をお見せになりました。彼はそばに立っていた小さな女の子を近くに呼んで言いました。

「おおナーラーヤニー、クリシュナの愛を受け取りなさい。」

 少女は即座に恍惚状態に陥りました。そしてニマイは「このように王に対処する」と付け加えました。
 
 その少し後、「では、もう行く。また良い時期に再び戻ってくる」という言葉を残し、ニマイは外的意識を失いました。
 意識を回復したニマイは、自分がシュリーヴァスの家にいることに戸惑いつつ、「おお、慈悲深きクリシュナよ! どうか私をすべての世俗の垢からお救いください。そしてあなたの蓮華の御足の下に私を連れて行ってください!」と、大声で祈り始めました。

 こうして彼は、二つの側面、つまり信者であるニマイと、主であるニマイ――を啓示したのでした。

 この出来事は、ナディアの人々、特に学識に慢心を持っていたパンディットたちの目を覚ましました。彼らは、バクティが単なる気の抜けたくだらない感情ではなく、偉大なる師がそのご意思によって衆生に与えられる堅実で実直なものであると理解しました。
 また、ニマイがクリシュナ・バクティによって授けられた力で、近所の友人のガダーダルと、虚栄心が強かったスクラーンバルという苦行者に一触れして祝福を与えたことによって、その信念はさらに確実なものとなりました。

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