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師や聖者との交わりによる浄化

 自分の師がいる人は、その師。
 いない人は、(できれば頻繁にお会いできる)聖者。

 ――彼らとの交わりが、皆さんのカルマを浄化する。

 その際、できれば、その師や聖者を、愛する神そのものと見れれば最高だが、そう見れない場合は、それでもいい。

 さて、交わりがカルマを浄化するとはどういうことか?
 
 簡単に言うと、その部分のカルマ的縁を師や聖者とつなげてしまうということで浄化していただくということだが、実質的なことを書くと、

 たとえば肉体的悪業が多い人は、身体的な意味で、師や聖者に奉仕することによって、浄化される。

 言葉のカルマがある人は、師や聖者と言葉を交わすことで、浄化される。だからそういう人は、師や聖者を訪ねたとき、一言でも二言でも、会話を交わすといい。

 言葉のカルマの中でも悪口のカルマなどがある人は、師や聖者に怒られることによって浄化される。といってもわざわざ怒られることはないが笑、祝福があれば自然にそういう状況になる。

 嫌悪のカルマがある人は、師や聖者に冷たくされる(または実際はされていないが、冷たくされていると感じる)ことによって浄化される。大事なのはそこで逃げないことだ。冷たくされていると感じてもその師や聖者に愛を向け続けることで初めて浄化される。

 お金や食べ物や物欲などのカルマがある人は、師や聖者にお布施や供養をすることで浄化される。

 愛着が強い人は、師や聖者に愛着することで浄化される。つまり自分が過去に愛着してきたあらゆる愛着のパターンを、師や聖者に向けるのだ。師や聖者を、自分の親であり、子であり、恋人であり、夫であると見なし、強烈に愛着することで浄化される。

 またこれらは、第三者を介した形で浄化がおこなわれることもある。
 たとえば嫉妬心が強かった場合、その師や聖者との関係で、誰かを嫉妬してしまうとか、逆に自分が嫉妬されるとかいう状況。そこでも逃げずに純粋な愛を持ち続けることで、浄化される。

 あげればきりがないが、このように、自己のカルマを分析し、自分はここが汚れているなと思われる部分を使って、師や聖者と交わるのがよい。

 まとめると、結局、様々な形で、師や聖者に親しみ近づけということだ。
 そこにおけるあらゆる交わり、あるいは交わりから生じる現象が、あなたを浄化する。

 そして特に自分に特徴的なけがれがあると思う人は、その部分を使って積極的に交わるとよい。

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