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シュリー・チャイタニヤ・マハープラブ(29)

【プリーへの帰還】

 ヴァーラーナシーでこの偉大なる使命を果たした後、チャイタニヤはある晩、出家した友と共に、ジャルカンダ地方の森を通って、ニーラーチャルへと歩いて戻っていきました。
 彼のプリーへの到着がプリーとその周辺に知れ渡ると、彼の昔からの信者たちは皆、その場所に集まり始めました。
 その知らせはナディアの彼の故郷、そして他のベンガルの地に届きました。
 そしてまたベンガルから大きな巡礼の団体がそこに到着しました。
 それ以降、山車祭の頃になると毎年、プリーへ行き、そのとき行われている祈りに参加し、そこに四ヶ月滞在して帰るというのが、それらのベンガルの信者たちの慣習となったのでした。
 ときどき、女性たちもその一行と共にやってきました。その中には彼の母のサチもいたのでした。
 そして他の地域からも、チャイタニヤの偉大さを耳にした信者たちがプリーにやって来ましたが、多くの人々は来ることができなかったので、彼らのために、ベンガルにニティヤーナンダを送り込んだように、チャイタニヤはクリシュナ・プレーマによって霊性を呼び起こされた有能な弟子たちを布教者として送りました。
 そして彼はというと、(1455年に)30歳になると、遂にプリーに身を落ち着かせ、ジャガンナートへの不断の礼拝に時を費やしたのでした。
 彼はその後はプリーからどこにも出ることはありませんでした。
 その地で彼は、彼を見ようと押し寄せる多くの信者たちにダルシャンを与えたのでした。

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