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シュリークリシュナ・カルナームリタ(12)

 太陽の光の下ですくすくと「美」を育てる、
 歓喜に満ちた蓮華のような眼をしており、
 美しさに満ち溢れた月のような御顔で、痴話喧嘩でゴーピーに負けたことに大喜びしている主への想いに、
 わたしは心奪われて、憂き身をやつす。

 わたしは心を奪われています。――蓮華の花びらのような指で押さえた横笛が奏でる、
 小鳥のさえずりの心地よい調べのように、滴り落ちるアムリタの深き湖である主への想いに。
 その生まれつき愛情深く、和やかな雰囲気に、優しい笑顔を湛えた、
 ルビーのように赤い唇の美しさに、わたしは心を奪われています。

 その胸は、ゴーピーたちの水瓶のような胸からつけられた白檀の粉で輝いており、
 カーマデーヴァの花の弓矢による恋の戦いを煽り立てる主に、わたしは心を奪われています。
 主の蓮華の御顔の魅惑の美は、絶えない優しい笑顔によってさらに美しく、
 情熱的な喜びに満ちており、月の輝きを奪ってしまわれたのです。

 弓なりの眉に、とても厚いまつ毛、愛情に溢れた色目を使い、感情に溢れた優しい言葉を語る――
 そのアムリタのような唇はとても赤く、
 声は低く、通っていて、横笛の響きは柔らか――
 そのような全宇宙を魅了するヴラジャの少年のお姿を、わたしの眼は見たいと願っています。

 本当に、本当に、わたしがクリシュナの中に見い出す美しさ――
 甘美な青年期、蓮華の御顔、優しい慈悲、
 無邪気な流し目、愛らしく穏やかな笑顔は、
 ダイヤモンドの中にも見出すのは難しいでしょう。

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