yoga school kailas

サーダナーの指針の花輪(71~80)

71.
 人が悪に染まったり、間違った行動をおこなうときは、エゴイズムの影響下にあるときである。

72.
 エゴは、真剣な求道者にとっては、虚空に消え去る実体のないガスのようなものである。
 しかしそれは、正しい分別がなく世俗に染まっている人にとっては、ダイナマイトでも原子爆弾でも破壊することのできない堅固な岩のように見える。

73.
 人は、エゴイズム、そして引力と反発力(愛著と嫌悪)の流れを絶滅させることによって、ジーヴァーンムクタ(生きながらの解脱者)になることができる。
 そしてそれは、ブラフマンと一つになることである。

74.
 謙虚さは、エゴイズムの無敵の砦を破壊することができる無限の力を持つ爆弾である。

75.
 アヒンサー(他者を殺さない・害さない)の修行は、真実には「エゴイズムを殺す」修行である。

76.
 何も欲求することなく、何も嫌悪しない者――彼の心はどんなときでも、エゴイズムの感覚の影響を受けることはない。

77.
 エゴイズムから解放された人は、善とされる行為をおこなっても何も得ることはなく、不正や誤りとされる行為をおこなっても何も失うことはない。

78.
 真我を悟りたいという欲求は、サーットウィックなエゴを生み、それは彼を高徳な人生へと導き、解脱を達成させる。

79.
 欲望は、シャーンティの敵である。
 欲望は、献身の敵である。
 欲望は、叡智の敵である。
 性欲は、すべての欲望の中で最も強力なものである。
 寂静の心、平等心、識別智、『私は誰か?』という問い、そして規則的な瞑想――これらを通して欲望を殺しなさい。
 そしてアムリタ(不死の甘露の境地)と、永遠の至福を達成しなさい。

80.
 欲望は、輪廻への再生、そしてすべての苦痛、悲哀、惨めさ、悲惨、憂い、受難、不幸、後悔の因となる。
 そして欲望の修習はさらなる様々なデータを心に生じさせ、よりいっそう欲望を強め、悪化させる結果となる。

share

  • Twitterにシェアする
  • Facebookにシェアする
  • Lineにシェアする