yoga school kailas

サーダナーの指針の花輪(611~620)

611.
 神聖なヴィジョンを得ることは、とても良い、そして励みになるサインである。
 主に祈り、誠実な心で、恩寵をお与えくださったことに感謝を表しなさい。

612.
 多くの場合、夢は何かを象徴している。
 たとえば河を渡る夢は、ヨーガの道における障害を克服することを意味している。

613.
 大いなる志を持つこと、放棄の心、真理と非真理の識別、心の平静、平等心、そして瞑想――これらなしに、魂は成長することはできない。

614.
 感覚を調御することによって、愛著と嫌悪を絶滅させることによって、すべての衆生への慈悲によって、そして瞑想によって、あなたは不死を達成することができる。

615.
 献身、無智と欲望からの解放、神の恩寵、叡智、自己の滅却、奉仕――これらはあなたを神と等しくする。

616.
 識別智、平等心、自己制御――これらは三つの精神的な宝石である。

617.
 自己中心癖、プライド、そして偽善は、修行の道における最も大きな障害である。

618.
 勇敢で、忍耐強く、理想を貫き、粘り強く、堅忍不抜であり、規則的に瞑想し、そしてその目は理想だけを見つめ続ける――そのような人々だけが、神の叡智を得ることができる。

619.
 求道者は、自己の修行と他者への奉仕活動の調和および良きバランスを保たなければならない。

620.
 心が純粋であり、聖典に通じ、ブラフマンを悟りたいという強烈な志を持ち、帰依と献身の心が強く、細心の注意を払って自己の使命を果たす――このような人に対してブラフマンについての教えが与えられるならば、それは大きな果報があるだろう。

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