サーダナーの指針の花輪（１３１～１４０）

１３１．
　もう少し、忍耐強くありなさい。
　もう少し、人を許しなさい。
　もう少し、他者のために生きなさい。
　もう少し、愛しなさい。
　そしてもう少し、あなたのグルへの奉仕に献身しなさい。

１３２．
　心は、幻想の塵を洗い落とすために、叡智の石けんを必要としている。
　善い習性を培いなさい。
　それによって、過去に培った悪しき習性は消えるだろう。

１３３．
　愛は決して見捨てない。
　愛は決して妬まない。
　愛は耐え続ける。
　愛は優しい。
　愛はうぬぼれない。
　愛は地上における最も偉大な力である。
　愛は常に与える。
　愛は決して交渉しない。

１３４．
　学生期（師について修行の基礎を学ぶ時期）は、激しい苦行、自己管理、献身、純潔によって、正しい人格を形成することに専念しなければならない。

１３５．
　プライド、欲望、エゴイズムがわずかな痕跡でもあるならば、神を悟ることはできない。

１３６．
　すべての多様性、変化、相違性、区別、差別、分別、分け隔て――これらは全くの虚妄である。なぜならそれらはマーヤーから生まれるのだから。

１３７．
　雲なくして、どこに雨があろうか？
　雨なくして、どこに穀物があろうか？
　種なくして、どこに花があろうか？
　神の恩寵なくして、どこに至福があろうか？
　瞑想なくして、どこに寂静があろうか？

１３８．
　あらゆる問題の鍵は、あなたの中にある。
　叡智は、あらゆる状況においてあなたを導き、神の輝きと栄光の大いなる極みまであなたを引き上げる。　

１３９．
　普遍的な愛を培うことの中に、個々の精神的な進化があり、また共同体の幸福と、全世界の平和がある。
　したがって、世界の至るところに、普遍的愛の福音を広げなさい。その仕事に取りかかりなさい。

１４０．
　愛は、人の心の精髄である。
　それは、人が天の王国または不滅の至福の境地に入るための必要条件である。