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グル・バクティヨーガ(94)「修行に没頭する必要性」


◎修行に没頭する必要性

 苦しみを超え、今生で歓喜と幸福を得たいと切望する者は、グル・バクティヨーガを真摯に実践すべきである。

 すべての悪しき性質を断つ非常に効果的なメソッドは、グル・バクティヨーガを実践することである。

 グルの聖なる御足への信仰は、もし熱心に培われるならば、弟子を苦しみと迷妄の泥沼から、永遠の歓喜と最上の至福のパラダイスに運んでくれる、極めて重要な功徳である。

 性欲的傾向は、たとえ最初はさざ波のようであったとはいえ、悪しき交わりゆえに、海のような大きさになってしまった。ゆえに、悪しき交わりを避け、命を救ってくださる師の御足に近づきなさい。

 グルへの奉仕は、グル・バクティヨーガの実践に必要不可欠である。

 常にグルへの奉仕に忙しくしていれば、あなたは不安を克服できる。これは、すべての不安に対する最も確実な対抗手段である。

 気高き弟子は、何があろうとも絶対に、グルに疑念を持ったり、無視したりしてはならない。

 尊敬するグルの聖なる御足への「サシュターンガ(身体の八つの部分を地につける)」の礼拝を行うことへの恥じらいは、グル・バクティヨーガの実践における大いなる障害である。

 自前主義、自己正当化、虚栄心、自己過信、自己主張、物事を先延ばしすること、頑固さ、あら探し、悪しき交わり、不誠実、傲慢、性欲、怒り、貪り、そしてエゴイズムは、グル・バクティヨーガの道における大いなる障害である。

 グル・バクティヨーガは、すべての他のヨーガ、すなわち、カルマヨーガ、バクティヨーガ、ラージャヨーガ、ハタヨーガ、ジュニャーナヨーガなどの土台である。自分がすべてを知っていると思っている弟子は、虚栄心ゆえに、グルから何も学ぼうとしない。

 弟子にとっての非常に危険な習性は、グルの前で自己正当化をすることである。

 グルにお仕えする際には、広い心でありなさい、優しい心でありなさい、柔和でありなさい。そうすれば、あなたはグルのハートを勝ち取るであろう。言葉や行為において、決してグルに無礼であってはならない。

 頑固な弟子は、グル・バクティヨーガの実践において、少しも確かな進歩を遂げることができない。

 弟子は、尊敬する師の人生の明るい面を見るべきである。

 もし心がグルの不幸のことを考えたら、自己処罰を与えなさい。

 あなたが求めるべきものは、グル・バクティヨーガの道における誠実でひたむきな努力である。

 毎日1時間、きれいなノートに、グル・マントラ、あるいはグルの聖なる御名を書きなさい。

 歩きながらでも、食べながらでも、会社で仕事をしながらでも、グル・マントラを常に唱えなさい。

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