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グル・バクティヨーガ(92)「グルとの同調」

◎グルとの同調

 ラクダが針の穴に入るのは、まだ簡単である。しかし、見よ、人がグルの恩寵なしで神の王国に入るのは、それよりも遥かに難しい。

 ちょうど、水をミルクに加えると、水はそのアイデンティティを失い、ミルクと一つになってしまうのと同じように、真の弟子も、完全に自己をグルに明け渡せば、彼と一つになる。

 ちょうど、小さな川が大きな聖なるガンガーに合流すれば、それは聖なるものと見なされて、礼拝され、最終的には目的地(海)に到達するのと同じように、真の弟子は、グルの御足に帰依をし、彼と一つになることによって、必ずや、永遠に終わらない至福に到達する。

 子供たちはたった一日学んだだけで、しゃべったり歩いたりすることができるようになるだろうか? それは親との長い時間の交わり、適切な注目、興味が必要ではないだろうか? それらによって、子供たちは、しゃべることや歩くことを学ぶのではないだろうか? 
 同様に、本当の誠実な弟子は、常に至高なる明智を学ぼうという正真正銘の渇仰心と注目を持ちながら、十分な長い時間をグルと共に住んで過ごし、彼にあらゆる奉仕を捧げるべきである。このようにしてのみ、偉大なる叡智は得られるのだ。その他によっては不可能である。

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