yoga school kailas

グル・バクティヨーガ(100)「弟子の階級」

◎弟子の階級

 最高の弟子は、ガソリンのようなものである。遠く離れた場所からも、彼はグルの教えという火花に瞬時に反応するだろう。

 第二の弟子は、樟脳のようなものである。グルの一触れが彼の内なる精神を覚醒させ、彼の中に霊性の炎を燃え立たせる。

 第三の階級の弟子は、石炭のようなものである。グルは彼の中に霊性を呼び覚ますために、大いなる苦痛を与えなければならない。

 第四の階級の弟子は、バナナの葉のようなものである。どんな努力も、彼には何の効果もない。グルが何をしようとも、彼は冷たく、愚鈍なままである。

 聞け! おお、弟子よ、バナナの葉の弟子のようにはなるな。ガソリンのような弟子であれるようににしなさい、あるいは最低限、樟脳のような弟子であれ。

 あなたがグルの神聖なる御足にすべてを明け渡すならば、グルに現世的に必要なものは何も乞うてはならない。あなたが彼への真の信仰と永遠の帰依を得られますようにという恩寵のみを乞い願いなさい。

 グルは、道であり、人生であり、究極のゴールである。誰もグルなしでは、最上の至福を得ることは絶対にできない。

 グルは、モークシャ・ドワーラ(解脱の門)である。グルは恩寵の権化である。

 生きるために死ね。再び真の神の人生を生きることができるように、グルの蓮華の御足の下で死になさい、エゴを放棄して死になさい。グルの変革をもたらす恩寵によって神性が活性化され、形作られないならば、生きていても生きていない。

 グルと召使いの真の関係は、言葉で述べたり、書いたり、理解させたりすることはできない。真の真理の求道者は、慈悲の権化であるブラフマニシュタ・グル(ブラフマンの叡智を得たグル)に帰依と献身をもって近づき、長い間彼にお仕えし、彼と共に生活しなければならない。

 グル・バクティヨーガは、それだけで十分なヨーガである。

 弟子は、グルがテストをしてきたときに、それに耐えなければならない。

 弟子は、困難や苦しみ直面したときに、グルへの奉仕を放棄してはならない。

 グルへの奉仕のために自己を明け渡すことは、グルの神聖なる御足への献身を成長させる最高の媒体である。

 心の安らぎは、祈り、ジャパ、キールタン、瞑想、グルへの奉仕、崇高な思いと理解からやってくる。

share

  • Twitterにシェアする
  • Facebookにシェアする
  • Lineにシェアする