yoga school kailas

カーリープージャ

 昨日は招待を受けて、逗子にある日本ヴェーダーンタ協会(ラーマクリシュナ・ミッション日本支部)でおこなわれたカーリー・プージャーに、ヨーガ教室のみんなで参加してきました。

 私はちょっと早く着きすぎたので、逗子海岸で一人で少し瞑想してきました。

 さて、カーリー・プージャー。メニューは、二時間の中で花の供養と火の供養しか書かれていなかったので、他に何をやるんだろうと思っていたら、本当にその二つだけでした笑。しかも時間もかなりオーバーして笑!

 参加者にはインド人の方が多かったのですが、日本在住のインド人の方々が、こうしてインド伝統の祭事に参加できる時間というのは、とても大事なんでしょうね。

 週に二回おこなっているヨーガ教室の勉強会と違い、今日は私も一参加者に過ぎないので、何も考えることなく、儀式の間中、瞑想することができて、とてもよかったです。

 カーリー女神やラーマクリシュナの祝福もあったのでしょう、とても良い瞑想状態に入ることができました。
 
 それは何ともいえないのですが、

「あ、そうだった!」という感じです笑。

 そうだ、本当は何もないんだよ。

 一つ深く入ると、本当は何もないと思い出す。

 一つ浅く降りると、いろいろと現れ出す。

 純粋な空に現れた水蒸気という実体のないノイズが、雲という実体のない現実を創り出す。

 こうなったらいいな、こうなったら嫌だな
 実体のない執着と嫌悪の記憶が、実体のない希望と恐怖を創り出し、二元の世界が現れる

 そこに引き込まれないように念正智し、再びあの中心点に心を戻すと、すべては消え去る。

 ああ、何もないのだ。

 何もないのに、みんな、何をやっているんだ。

 何もない。

 もう終わった。

 ただ神の計画として、リーラーとして

 この世を生きる。 

 途中、お供物をカーリー女神に捧げる瞑想を皆でやりました。

 それは祭壇に捧げたお菓子や果物などのお供物をカーリー女神が食べていらっしゃるという瞑想なのですが、私は少し違うことを瞑想していました。

 神に捧げるのは、自分のエゴ。
 エゴを捧げ物とする。
 そして捧げたエゴを
 なんとカーリー女神は、食べてくださる!
 そう、口から血を滴らせながら、
 私の醜いエゴという悪魔の首を切り落とし、血を飲み、
 食べ尽くしてくださる!

 何という慈愛の権化
 
 魔に満ちたカーリー・ユガを救えるのは
 狂気によって激しく衆生を救済する
 魔の殺戮者、カーリー女神。

 女神よ、形だけの平和や安らぎなどは要りません。
 無常なる幸せなどは要りません。
 その激しい慈愛で、地球のエゴの魔を食い尽くし、
 永遠の至福へと、衆生をお導きください。

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