yoga school kailas

あなたです

地球の寄生虫である我々は
地球が身震いしたり、寝転んだり、くしゃみをしたり、シャワーを浴びたりするたびに、
あたふたするんだ。
地球のまばたきを昼夜といい、
様々な地球の仕草に、勝手に概念的解説を当てはめてるだけなんだ。

地球もまた、宇宙という巨人の原子の一つに過ぎない。
月とセットで、太陽という核の周りを、他の八つの原子と共に回っている。

宇宙の寄生虫である我々は、
すべてのことを、自分がやっていると思っている。
良いことはすべて自分の手柄であると錯覚し、
悪いことが起きれば、同じ仲間である人間たちを非難する。
本当はただ、宇宙という気ままな巨人が、自由に遊んでいるだけなのに。

我々は小さすぎるので、
外側に真実を求めるのには、限界がある。
しかし我々は小さすぎるので、もっと内側に向かうなら、
メビウスの輪のように、極小を超えて極大へと近づけるだろう。

すべてはつじつま合わせ。
我々の脳は、つじつまが合わないとダメなんだ。
だからすべてにつじつまが合うような現象が起きる。
でも本質はそこにはなくて、
本当はただ、宇宙という気ままな巨人が、自由に遊んでいるだけなんだ。

つじつま合わせのゲームなんて
僕はおもしろいとは思わない。
そんな「ごっこ」よりも
リアルを生きた方がいい。
リアルとは何かって?
それは目覚めなければわからないことだけど
目覚める前でも、できることはある。

常に神を思うことだ。
表面的な因果関係に、惑わされないことだ。
誠実さを堅持することだ。
すべてを愛することだ。
何も恐れず、誰も憎まないことだ。
そしてとらわれから自由な心で、生きることだ。

言葉というシャワーに流されないように
概念という火に燃やされないように
希望という重石につぶされないように

バカな頭が考えた、損得なんてどうでもいい。
ただ誠実に生きるのだ。
サムライになれということだ。
簡単に言うと、宇宙の巨人の真実に最も近づく生き方の一つが、サムライなのだ笑。

サムライであると同時に、武道家であれ。
すべてはタイミング、間合いだ。
あなたが達人なら、
神から授けられるその絶妙なるタイミングを、見逃すことはない。
そしてすべてはもとから完璧だと悟るだろう。

まあとりあえず芝生にでも寝転んで、星でも見よう。
大地を肌で感じ、目で空を感じ、耳で風を感じよう。
我々は昔から、そうしてきたんだ。
携帯電話やパソコン、高層ビルなんて、一瞬のノイズさ笑。
人類の叡智の結集が、そんなもののわけはない笑。
叡智の結集は、常に我々の内側に隠されている。

地球なんて、一定量の原子が絶えず入れ替わって、いつもウニャウニャやっているだけだ。
我々は意識を持ってしまったから、おかしくなった。
風に揺らされたからって、樹は文句を言わない。
割られたって、石は文句を言わない。
もっと割ってほしいとも思わない笑。

しかし我々が授かったこの意識なるものは
本来は、神に近づくためのものであった。
愛を発見するためのものであった。
錯覚におぼれるために、意識を授かったわけじゃないんだ。
真実を求めるためだけに、意識はあるんだ。
「わたし、わたし」と言うために意識があるんじゃないんだ。
「あなたです、あなたです」と言うためにあるんだよ。

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