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「魂の性質によるバルドの分類」

2.実践の順序

①魂の性質によるバルドの分類

 優れた生命体は、死後に報身が生起して、それをよりどころに仏陀となることができる。
 これが可能になるには、生きているうちに、生起次第の瞑想の悟りを完全に得て、それから生命エネルギーが中央気道に入り、とどまり、溶け込むことによって四つの歓喜と四つの空の智慧を成就し、幻身をほとんど成就しているという条件が必要である。

 中くらいの生命体は、生命エネルギーが中央気道に入って溶け込んだことによって生じる四つの空に熟達した者であり、さらに睡眠の空も経験できるならばより良いし、深い睡眠さえもその空と混合することができるならば申し分ない。

 劣った生命体は、優れた師に弟子入りし、サマヤと戒を遵守して、生起次第のヨーガを努力して修習し、究竟次第を観想するが、まだ完全にそれらを成就できていない者のことである。
 この者は、バルドの教えを学び、死の時にどのように死の光明があらわれ、どのようにバルドがあらわれるかをよく知って、それを乗り越える様々な教えを訓練しなければならない。それによって、仮に死のときまでに死の光明の悟りを得られなかったとしても、バルドの教えに慣れ親しんだ力によって、うまくバルドを乗り越えられる可能性が高まる。

 もし、この三つの生命体いずれの条件もそなえていない者が死を迎えたならば、生きている間に多く修習したいずれかの真理の教えを繰り返し思念しながら死を迎えるべきである。死はいつやってくるかわからない。死を迎えた緊急時においても真理の教えを思念できるように、普段から繰り返し真理の教えを心に根付かせておくべきである。

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