yoga school kailas

「クリヤー・ヨーガの目的」

◎クリヤー・ヨーガの目的

【本文】
『サマーディ・バーヴァナールタハ クレーシャ・タヌーカラナールタシュチャ

 それらは、サマーディを修習し、煩悩の力を弱めるためにある。』

 これは今のクリヤー・ヨーガの目的ですね。それはまずこれらをしっかりと行なうことによって、まずサマーディに入れますよと。サマーディを修習することができますと。
 もうひとつは煩悩が弱まりますと。そのためにこの三つがあるんですよってことだね。
ここはいいですね。

◎五つの煩悩

【本文】
『アヴィディヤースミター・ラーガ・ドヴェーシャービニヴェーシャーハ クレーシャーハ

無明、我想、愛著、嫌悪、生命欲の五つが煩悩である。』

 これは仏教においては煩悩の根本を三つ、つまり「愛著」「嫌悪」「無智」に分けますが、ここではそれがかぶった形で、若干多くして五つにしてるわけですね。
 「無明」。まあこれは無智と言ってもいいけども。
 で、「我想」。我想っていうのはエゴイズムだね。「私」っていう考え方。「これが私だ」と。つまりこの本当は私っていわれる実体はどこにもないのに、私っていう思いを持ってしまう状態。
 で、「愛著・嫌悪・生命欲」と。まあ、一つ一つに関してはまた後で出てくるので、先にいきましょうかね。

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