「私が見たブラフマーナンダ」より「我が師」(14)
次に、わたし(スワミ・プラバーヴァーナンダ)の訓練がどのように始まったのかということを述べることにしましょう。
マハラジの個人秘書であったスワミ・シャンカラーナンダは、ある朝、わたしに紙切れ――何かの受領書――を手渡すと、こう言いました。
「駅に行って、これを駅長に渡してきてください。」
こうしてわたしは詳細を尋ねることなく、その受領書を持っていきました。
その道の途中、この特別な任務の対処に慣れている若いブラフマチャーリに出会いました。
「この受領書を駅長に渡したら、どうすればいいのですか?」
わたしはこのように彼に尋ねました。
すると彼はこう返答しました。
「ああ、あなたは何もすることはないですよ。駅長にただその受領書を渡せばいいのです。小包が送られてきたら、彼がそれを届けてくれますから。」
よってわたしはそのように行ない、帰りました。
わたしが僧院に戻ると、僧院の全員がわたしを待ち構えていました。
「あれ、魚の入った小包はどこですか?」
と彼らは尋ねてきました。
「魚?」
とわたしは言いました。
私は、
お使いに行った肝心な理由が、マハラジのためにカルカッタから送られてきた新鮮な魚が入った小包を取りに行くことだったということを、誰からも知らされていなかったのです。
そういうわけで、スワミ・シャンカラーナンダは直ちに小包を取りに行くために馬車を手配されました。
その日一日中、マハラジはわたしに小言を言い続けました。
もちろんわたしは、自分は全くもって無実だったと思っていましたが!
夕方、マハラジとスワーミー・トゥリヤーナンダが食事をとられていたときのことでした。わたしはその傍に座り、扇ぎながら虫を払いのけていました。
マハラジは、まだわたしに小言を言っていました。
スワミ・トゥリヤーナンダは、わたしにこうお尋ねになりました。
「君は、なぜマハラジがこうして君をお叱りになっているのか、分かっているかい?」
「いいえ、はっきり言って、全く分かりません。」
と、わたしは答えました。
「いいかね……」
とスワミ・トゥリヤーナンダは言うと、こう続けられました。
「弟子には三つの段階がある――
グルがある事をするようにと指示を出したとき、
その弟子はその指示を実行する。これは三番目の弟子だ。
二番目の弟子は、グルが指示を与える前に、グルの意思を読み取り、その仕事をなすことができる。
しかし最上の弟子は、グルが思惟される前にさえ、彼が望まれることをなすことができるのだ。
マハラジは、君にそのような最上の弟子になってほしいと願っておられるのだよ。」
すると、マハラジはこう述べられました。
「その通りだ、兄弟。わたしは年を取ったので、彼らはわたしの話を聞こうとしないのだよ。しかし今、この子の脳に智慧を注ぎ込んでくれたね!」
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