スワミ・プレーマーナンダの教え(1)
「愛の魂の思い出/スワミ・プレーマーナンダの教え」
スワミ・プレーマーナンダは弟子たちをイニシエートしませんでしたが、手紙の形をとって霊的な教えを与えていました。
彼は彼の助言を求める多くの僧たちと信者たちに、勇気と智慧と愛に満ちた言葉を書き綴ったのでした。
彼の仕事は、いつもみなに彼らの神から授かったものを思い出させ、そして神の悟りという究極の目標に向って前進することを激励することでした。
彼が手紙を書いていたのは、1902年から、彼が亡くなる1918年までの17年間にも及びました。
1.
「ホーリーマザーとともにジャイラームバティに数日間とどまり、彼女に奉仕しなさい。それによって祝福を受けて、人生の目的を悟るのだ。
これはわたしの真剣な願いである。
彼女は、どれほどの忍耐と自制と寛容さで、実家での日々を過ごされたことだろう!
これまでそのような理想的な人生が、この世界で明らかに示されたことはなかった。もしその理想があなたの人生を変革させなければ、あなたに希望はないだろう。
ホーリーマザーに会うことは、シュリー・ラーマクリシュナに会うことに等しいのだよ。
ただ彼女の生まれた村の中でだけ、わたしたちはホーリーマザーの真の本性を理解することができるのだ。
ああ、彼女の本性とはどれほどのものだろう!
あなたは彼女がどれほどの寛大な心と愛の権化であったかを理解するだろう。
彼女を知ることで、エゴイズムとうぬぼれは完全に消し去られるであろう。
彼女の歩んだ道とその態度を、徹底的に学ぼうとすることだ。
彼女はすべての衆生への無限の慈悲を持っておられた。
彼女の慈悲のほんの少しでも得ていたならば、わたしたちは完全になっていただろうに。
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