yoga school kailas

◎睡眠について

◎睡眠について

 はい、ちょっと今日は進みが遅かったので、ヨーガに関することでもあるので、今日は一旦ここで終わりましょうかね。最後にここまでのこと、あるいは関係ないことでもいいけど質問とかがあったら聞いて終わりにしましょう。何か質問等あるかな? 

(H)眠りすぎてはならずっていうのなんですけど……(笑)。

 はい。どのくらいか? 

(H)どのくらいが適切なのかってわからなくて、例えば、昨日かな、「ああ、ちょっと気持ち悪いな、体調悪いな」って思ってるうちに眠くなってきて、「体調悪いし寝た方がいいかな」とか思って寝ちゃったんですけど、昼。そういうときに寝ないで修行した方がいいのか、あんまり寝るとタマスになっちゃうのか……。

 いや、それは程度問題だからさ、体調が本当に悪かったらそれは休んだ方がいいときもあるけど。あと会社とかある場合ね。そのためにある程度休んだ方がいいかもしれないけど、Hちゃんの今の状況ってのは最も恵まれた、修行に没頭できる日々があるから、その場合はね、極限を目指した方がいいね。もう極限的に自分を追い込むと。
 だから現代の場合はさ、全てはカルマなんですよ。例えばHちゃんがそういう修行をできる状況に今あるっていうのは素晴らしいカルマであって、逆にそうじゃなくて会社に行かなきゃいけないってのもそれはその人の今修行を一番進めるカルマなんだろうけど。Hちゃんは今のカルマっていうのは修行のカルマだから、それは追い込んだほうがいいね。
 で、基準を言うならば、これは理想だけども、あまりエネルギーをロスしない生活をしてる場合は、三時間睡眠ぐらいでいいです。で、会社とかに行ったりとか、あるいは私みたいにいろんな人に接してエネルギーを振りまいてる場合は五時間ぐらいだね。理想はね。八時間は寝すぎです(笑)。一般的なね。
 ただこれは環境によって変わってくるからね。例えば仕事の内容とか家族とかいろんな環境において変わるから一概には言えないけど。
 私個人のことを言うと、私は修行いっぱいできたときとかは三時間ぐらいだね、平均ね。で、普通は五時間とか長いと六時間とか。例えば勉強会とかあっていっぱいちょうどその日にいろんな事が重なって修行ができなくて凄い疲れると、たまに七、八時間寝ちゃうときもあるけど、それはたまにだね。平均は五時間ぐらいが多くて、調子良いと三時間寝るとか。本当に修行に没頭できてたら三時間ぐらいでいいと。
 修行ってのは結局さ、さっき言った極端な意味のない苦行は駄目なんだけど、修行自体は結局自分との戦いだから、やっぱり極限を目指すべきだね。あまり自分に甘えずに。

(H)(笑)

 まあHちゃんは礼拝を四時間やったとか、そういう精進の素養はあるから、だからHちゃんってスイッチがあるんだろうね。入ると凄いけど、怠惰な方にスイッチが入るともう何もできない(笑)。それもだからさっきから書いてあるように、自分の心のコントロールっていうのがヨーガだから、常にいい状態を作り上げて安定できるようにできたらいいね。

(H)そこで甘えないこととかが、それ自体修行に……

 そうそうそう。全ては自分との戦いなので。うん。……(笑)

(H)厳しい……。

(一同笑)

 それは厳しいよ(笑)。あの、物事って何でも厳しいと思うんだよね。例えば一般的なね、スポーツで勝利を得ようとしても――私、柔道とかやってたけど、大会とかで勝とうと思ったらやっぱり相当厳しい練習が必要で。あるいは例えば社会で成功しようと思ったら、当然それも厳しい勉強とか厳しく仕事に励むのは必要で。でも修行者がやろうとしてることっていうのはそんなものとは比較にならないものを得ようとしてる(笑)。その社会の成功とかスポーツの優勝とかじゃなくて、悟りを得ようとしてるんだから(笑)。これはそれ相当のものすごい厳しさがあって当たり前なんだね。
 しかしそれくらいの気持ちでいると、そんな厳しくないです(笑)。そうか、そんな世俗の成功なんか比較にならないことやろうとしてるんだから、もう体を八つ裂きにされても耐えなきゃいけないくらいの凄い厳しいことをおれはやるぞって頑張ると、「あれ? 修行ってそんなに厳しくないな」って思う(笑)。うん。相対的な問題だけどね。でも常に自分を極限に追い込もうっていう姿勢は必要だね。

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