決定的な意味の灯(2)

たとえダルマに励む能力を備えた身体を獲得していたとしても、真にダルマに励むためには、前述の条件に加え、十六の不自由な状態に影響を受けていないことが求められる。
十六の不自由な状態
外的要因によって自由が奪われる八つの状態
1.五毒によって心が乱されること。
2.悪友の影響下にあること。
3.誤った見解と行ないを持つこと。
4.非常に怠惰であること。
5.過去の悪業が作用し、障害に襲われること。
6.奴隷や使用人のように、他者の支配下にあること。
7.貧困や死への恐怖だけで道に入ったため、その行ないがダルマに反していること。
8.富、名誉、名声を得るために、ダルマの実践者であるかのように振る舞うこと。
不適切な習性による八つの不自由な状態
1.自身の身体や所有物などに強く執着すること。
2.粗野な性格ゆえに悪行を働くこと。
3.輪廻の苦しみや悪趣の悲惨さがどれほど説かれても、恐れを抱かないこと。
4.解脱の利益がどれほど説かれても、信仰を持たないこと。
5.自然に不善を喜ぶこと。
6.犬が草を見ると同じくらいにしか、ダルマへの傾倒がないこと。
7.菩提心や自身の誓願を損なうこと。
8.グルや法友との誓約を損なうこと。
これら十六の状態は、自らの内におけるダルマの成長を妨げるものであり、それゆえに、苦しみ多き下位の境地へと堕ちる主な要因となる。ゆえに、もしあなたがこれまでこれらに影響を受けてこなかったのならそれを喜びとし、将来これらが生じないようにするための修行に励みなさい。
