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4.兆しのあらわれと、チャンダーリーの火の燃え方

4.兆しのあらわれと、チャンダーリーの火の燃え方

 中央管に実際に生命エネルギーが入った兆しのヴィジョンは、簡単に書くと、次のようなものである。
①煙
②陽炎
③蛍の光
④灯火
⑤空間を満たす四つの光

  
 チャンダーリーの火の修行によって体に熱が生じたとしても、それにはすぐれたものと劣ったものがある。
 ・へそや性器から中央管で燃える熱は優れているが、中央管の外側で燃える熱は劣っている。
 ・身体の内側のほうから出てくる熱は優れているが、皮膚の下のような外側で燃える熱は劣っている。
 ・熱の燃える範囲が広い熱は優れているが、狭い熱は劣っている。
 ・熱の量が多いのは優れているが、少ないのは劣っている。
 ・実際に生命エネルギーが覚醒して生じる熱は優れているが、単に呼吸法の力だけで生じた熱は劣っている。
 
 すぐれたチャンダーリーの火を燃やすなら、精液が昇華されるので、大きな至福が生じ、病は生じない。
 しかし劣った熱が生じても、精液は昇華されず、至福は少なく、身体に苦痛や病が生じる危険性もある。
 よって、実際に精液が昇華され、中央管に生命エネルギーが入り、甘露が溶け出し、大きな至福が生じるように、基礎的な実践から始まって、さまざまな修行を、師の指示に従って、要点を外さずに行なうのが重要なのである。

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