透明な道具
流れる水、原子、空気
透明なる空間
こだま
なにも実体がない自己を自覚する
しかしそれは他者からはどう見えるのか?
透明になった者は、
まさに神のただの道具になる
神と人々をつなぐ者になる。
透明なのに
不可思議な真理
ここにおいて、空と慈悲は合一する
人々の幸せを願う者は
透明になるべし。
しかし一瞬間、透明になることができたとしても
ほんの少し、他のためになることができたとしても
魔の誘惑は、常にそれとともにやってくる。
魔の誘惑が、私を透明なる境地から引き離し
役立たずにする。
よって現世の事柄に心を奪われず
ひたすら透明であるべし。
人々のために。