覚醒の太陽(4)
◎随喜
心からの随喜の感覚を培い、以下の詞章を唱えながら、現世的そして超俗的な功徳の源とその果報のすべてを称えるべし。
『すべての衆生の作った、悪道の苦しみを静める浄善を、私は歓喜して喜ぶ。苦しめる者たちに安楽あれ。
私は、衆生が輪廻の苦しみから解脱するのを喜ぶ。また救済者たちがお説きになる菩薩の境地とブッダの境地とを喜ぶ。
すべての衆生に利益をもたらし、すべての衆生に善福を授ける教示者の、発心の大海を喜ぶ。』
法輪を転ずることを懇願する第五の支、ニルヴァーナに入らないように祈願する第六の支、そして回向の第七の支を培うために、以下の詞章の意味を思い起こすべし。
『私は合掌をささげて、一切の方角にまします正覚者に懇願する。――無智のために苦しみに沈める人々に、法の灯火を作りたまえ。
また、ニルヴァーナに入ろうとする勝者(ブッダ)に対し、合掌をささげて私は懇請する。――無限カルパの間、この世にとどまりたまえ。この世界を闇とし給うなかれ。
かようにこれら一切を行なって、私が得た浄善――それによって、すべての衆生のすべての苦しみを滅ぼしたい。
私は病人の医薬であり、また医者でありたい。病気が完治するまで、その看護人でありたい。
飲食の雨を降らして、飢えと渇きの災厄を滅ぼしたい。飢饉の時代においては、私は飲食となりたい。
貧しい衆生のために、私は不滅の財宝となりたい。いろいろの種類の日用品を、彼らの前に供えて奉仕したい。』
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